箱根リトリートfore宿泊記|北欧デザインと自然に癒される大人の隠れ家ステイ
雪の日の思いつき旅。箱根リトリートforeとの出会い
珍しく東京に雪が積もったある日、ふと「温泉にでも行きたいな」と思い立った。特にこだわりがあったわけではないけれど、一休.comで見つけた40%OFF+ポイント5%分というお得なプランに飛びつき、箱根リトリートforeを予約。温泉でゆっくりしたい以上の期待はしていなかったけれど、結果的には、思いがけない癒しの時間を運んでくれた。
アクセスと道中の楽しみ|小田原から強羅、そして静かな森へ
旅の始まりは、品川から東海道線で小田原へ。新幹線ならあっという間だけれど、あえて在来線でゆっくりと旅気分を味わうのも良い。小田原に着いたら、まずは駅前の「魚國」で腹ごしらえするのが、最近のお決まりになっている。いつもは定食メニューから選ぶのだが、この日は「豪華!魚国膳」(税込4,120円)を夫婦でシェアした。真鯛カブトの塩焼きは少し時間がかかるそうだが、この日は特に急がないのでゆっくり待つことに。目の前で時間をかけて焼き上げてくれる。新鮮なお刺身やふぐの唐揚げなどに舌鼓を打つ。とても一人では食べられない量なので、シェアして正解。




その後は箱根湯本で温泉街の風情を感じ、箱根登山鉄道で強羅へ。祝日ということもあり、どこも人でいっぱい。箱根湯本で温泉饅頭や日本酒、小田原名物のかまぼこなど買い込み、満員の登山鉄道に乗り込む。天気がわるかったこともあるが、車窓を楽しむことが出来ないほど混雑していた。強羅でバスに乗り換え最寄りのバス停「俵石・箱根ガラスの森美術館」にむかう。こちらはうってかわって客はまばら。強羅から目的のバス停までノンストップで到着。バスを降りると、大涌谷の荒々しい風景が目の前に。ケーブルカーに乗らずとも箱根を感じることができた。バス停からホテルの入口まではすぐ、敷地内で少し坂を登るとスタッフの方が出迎えてくれ、ゴルフカートのような車で宿泊棟まで案内してくれた。
チェックインと客室の印象|静けさとデザインに包まれて
箱根リトリートforeはレストランを兼ねたレセプション棟、3つの宿泊棟、多目的に使用できるフリースペースとテラス、そして強羅温泉の湯が楽しめる風呂場といった施設が、起伏のある敷地に点在している。

チェックインはフロントとレストランがある建物で。

そこから客室までは別棟。カフェも温泉も別棟なので、敷地内の行き来はすこし不便に感じた。敷地内は部屋に置いてある作務衣風の館内着と半纏風の防寒具、そしてチェックインの時に頂ける靴下で過ごせるが、真冬に外を行き来するには少し寒い感じもした。

部屋は、正直少し古さが目立った。部屋は広いが、リビングとベッドルームが分かれているのは少し不便だ。
テレビがなく、代わりにBluetoothスピーカーが用意されていた。都会の喧騒を忘れ、好きな音楽を流しながら、緑に囲まれて静かな時間を楽しむ。ここは、そういう宿なのだろう。


「冷蔵庫内ドリンク無料プラン」を選択したが、冷蔵庫には小さな缶ビール、お茶のボトルとお水。正直期待外れだった。豆から挽けるコーヒーセットがあるところがポイント。カフェに行けば、無料でコーヒーを淹れてくれるが、自分で豆を挽いて淹れる時間も、旅の楽しみのひとつだ。

カフェラウンジで過ごす、思索と甘美な時間

客室でひと息ついた後は、カフェラウンジへ。ここが、想像以上に素晴らしかった。宿泊者は淹れたてのコーヒーや紅茶を自由に楽しめるうえ、ケーキのクオリティが驚くほど高い。世界各地のカカオを使ったチョコレートのタブレットが並び、試食ができる。ショーケースには本格的なショートケーキが並んでいるが、値段は驚くほどどれもリーズナブル。コーヒーはオリジナルブレンドで少し酸味が強いが、カフェラテにすれば絶品。気に入ったチョコレートを使ったケーキを注文し、カフェラテとともにゆったりとした時間を過ごした





カフェから少し離れた奥には「フリーバードテラス」があり、こたつに入りながら塗り絵や将棋を楽しめる。鳥のさえずりが聞こえる季節なら、もっと素敵だろうな。
温泉と薪火ディナーで心も体もほぐれる夜
温泉は客室棟から少し離れているけれど、その分、静けさが際立つ。強羅温泉の源泉を引いた内風呂は、ほのかに硫黄の香りが漂い、肌にやさしいお湯。露天風呂は沸かし湯ながらも、開放感が心地よい。満室だったのに、浴場は驚くほど静かだった。


夕食はWOODSIDE diningで。薪火で調理された料理は香ばしく、どれも手が込んでいて美味。





食後は再びカフェと温泉でのんびり。テレビのない夜は、音楽と読書、そして語らいの時間。
朝の箱根リトリート|朝風呂とこだわりの朝食ビュッフェ
朝は早起きして、もう一度温泉へ。冷たい空気の中で入るお風呂は、格別の気持ちよさ。朝食はビュッフェ形式で、品数は多くないけれど、どれも丁寧に作られているのが伝わってくる。焚き火で焼くオープンサンドや、湯葉と山芋のとろろ汁、オリエンタルホテル特製のスパイシーカレーまで。朝から贅沢な時間だった。





チェックアウトまでの楽しみ方|散策とカフェで締めくくる朝
朝食後は、広大な敷地を散策。かつて文人たちが集ったという歴史ある場所を歩きながら、静かな森の空気を胸いっぱいに吸い込む。

チェックアウト前にもう一度温泉に浸かり、最後はカフェで。朝の11時にその日のスイーツが入荷すると聞いて、再びスイーツを楽しんだ。
宿泊者限定の嬉しいサービスと特典
チェックイン時には、可愛らしいソックスと衣類圧縮袋のプレゼントが。ソックスはお土産にもぴったりで、思わず追加で購入してしまったほど。一休のダイヤモンド特典でいただいた館内利用券は、カフェのスイーツとお土産の靴下に消えていった。

箱根リトリートforeは、こんな人におすすめ
都会の喧騒から離れ、静かな時間を過ごしたい人。自然とデザインの調和を楽しみたい人。女子旅やカップル旅、ひとり旅にもぴったりな場所。テレビも時計もない空間で、自分の時間を取り戻す。そんな旅を求める人に、ぜひ訪れてほしい。
まとめ|箱根リトリートforeで過ごす、静けさと美味の週末
何気なく選んだ宿が、こんなにも心に残るとは思わなかった。自然、建築、美食、温泉、そして静けさ。すべてが絶妙に調和した空間で、心と体をリセットする週末。箱根リトリートforeは、また訪れたくなる、そんな特別な場所だった。
