1909年(明治42年)に営業開始した関西を代表するクラッシックホテルです。本館は有名な建築家の辰野金吾氏が設計しています。古くから鉄道省所管のホテルで海外の賓客をもてなしてきました。その関係か今もJR西日本ホテルズグループです。奈良公園の南に位置し、東大寺や興福寺、ならまちなどの観光すぽっとが徒歩圏内です。
「クラシックホテルの会」加盟の9ホテルのうちの一つです。この中では関西では唯一のホテルです。
- 日光金谷ホテル(創業 1873年 栃木県日光市)
- 富士屋ホテル(創業 1878年 神奈川県箱根町)
- 万平ホテル(創業 1894年 長野県軽井沢町)
- 奈良ホテル(創業 1909年 奈良県奈良市)
- 東京ステーションホテル(創業 1915年 東京都千代田区)
- ホテルニューグランド(開業 1927年 神奈川県横浜市)
- 蒲郡クラシックホテル(開業 1934年 愛知県蒲郡市)
- 雲仙観光ホテル(創業 1935年 長崎県雲仙市)
- 川奈ホテル(開業 1936年 静岡県伊東市)
どうしても同じクラッシックホテルの「金谷ホテル」と比べてしまいます。建物やお部屋は奈良ホテルの方に軍配、お料理・サービスは金谷ホテルかな。
この日は、大阪府・兵庫県・京都府に緊急事態宣言がでていて、奈良県は出ていないので、宿泊客が多かっようです。チェックインでも待たされるし、食事もあわただしく、混乱している様子でした。老舗ホテルの割には、混雑時のオペレーションが手馴れていないように見受けました。
宿泊プラン
和洋折衷の内装、装飾類が色濃く残るメインダイニングルーム「三笠」で味わうフレンチと明治時代から続くクラシックホテルで過ごす、ハイカラな奈良の旅。
世界遺産「興福寺」や昭和初期の街並みが今も残る「ならまち」などのレトロな雰囲気が残る景色が、ホテルより歩いて10分圏内に有りますので、ホテルの近くを散策するだけでタイムスリップした気分を味わうことができます。
散策の後は、奈良ホテルのシェフ自慢のフレンチディナーを堪能ください。
【ご夕食】
場所:メインダイニングルーム「三笠」
2食付き宿泊プラン限定のフレンチコース料理をご提供させて頂きます。
伝統のフレンチディナーとクラシックな空間を存分にお楽しみ下さいませ。
~コース例~
オードブル
本日のポタージュスープ
本日の魚のポワレ 帆立貝柱添え オマールビスクのソース
国産牛フィレ肉のステーキ フランス産マスタードのソース
本日のデザート
パン
コーヒー
(コースは一例でございます。時期の食材の仕入れ状況により内容が異なる場合がございます。)
【ご朝食】
選べる朝食付
場所:メインダイニングルーム「三笠」
香り高い緑茶で炊き上げた三笠の「茶粥」は、目覚めの朝にぴったりのさらりとした味わいです。
また「洋食」はビュッフェスタイルで。
(茶粥の替わりに白御飯のついた和定食もご用意しております。)
■■■ご朝食内容ご変更■■■
新型コロナウイルス感染拡大の防止対策といたしまして、当面の間ブッフェ形式のご朝食提供を休止させていただきます。
ご朝食内容は【和定食、お茶粥定食、洋定食】セットメニューでのご用意となります。
※当日、前日ご予約のお客様に関しましては、ご到着時のご精算となります。
館内
本館
この建物が本館です。辰野金吾氏設計により、1909年に建造されました。 桃山御殿風檜造りです。
ホテルの敷地にも鹿が訪れます。
ホテルの入口からクラッシックホテル感が出ています。
玄関を入るとロビーも重厚です。ロビーは吹き抜けになっており、2階から見下ろすことも出来ます。
アインシュタイン博士が演奏したピアノも残されています。
ティーラウンジ
ティールームでコーヒーを頂きました。天気が良かったので、テラスで頂きましたが、神社のような赤い手すりがきれいです。
この神社のような赤い手すりは、戦後の進駐軍接収時に、景観にそぐわないとのことで取り壊しを指示されましたが、日本の文化を守るために説得をされたとのことです。
ギャラリー
ギャラリーには、昔の食器などが展示されています。大倉陶園のショープレ-ト、ノリタケのティーカップ&ソーサー、カガミクリスタルのワイングラスなどが展示されています。
これは、映画「ラストエンペラー」で知られる清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀が宿泊された折に、昭和天皇から、日本初の国賓を歓迎すべしという指示で新調された大倉陶園のショープレ-トです。
お部屋
新館の1階のお部屋です。緑に囲まれた落ち着いた雰囲気のお部屋です。
アメニティは、ロンドンのMiller Harris(ミラー ハリス)。人気のティートニックのフレグランスを使用しています。
バルコニーに出ると野鳥の声もして、街中にありながら高原のリゾートの雰囲気です 。
お食事
メインダイニング「三笠」は、食べログフレンチ百名店West2021に選ばれました。
メインダイニングルーム「三笠」でのディナー
メインダイニングルーム「三笠」の入口です。
昔ながらの重厚なナイフとフォークが並びます。
ショープレートがないのが寂しい。
オードブル
本日のポタージュスープ
本日の魚のポワレ 帆立貝柱添え オマールビスクのソース
国産牛フィレ肉のステーキ フランス産マスタードのソース
パン
本日のデザート・コーヒー
メインダイニングルーム「三笠」での朝食
洋定食
メニュー
プレート(サラダ/ヨーグルト/フルーツ)、パン
プレーンオムレツ
エッグベネディクト 奈良ホテルスタイル
奈良ホテルスタイルとは、奈良漬のタルタルソースです。
和定食
メニュー
佃煮やサラダなど取り肴 五種盛り
煮物 日替わりの炊き合わせ
茶粥 奈良ホテル伝統の緑茶仕立て
これが奈良ホテル名物の茶粥です。
付近のみどころ
奈良ホテルの周りにはみどころが多く、ゆっくりと散策することをお勧めします。
今回は、1時間のショートコースをご紹介します。
- 奈良ホテルを出発
奈良ホテルを出て、奈良公園の方に向かうとすぐに荒池があります。ここからも興福寺の五重塔が望めます。
- 奈良公園
このあたりになると鹿がたくさんいます。
この信号をわたり、まっすぐ行くと春日大社です。鹿は信号を守りませんので、鹿が渡り終えるまで、車は待つ必要があり、渋滞していました。今回は、春日大社には寄らずに興福寺の方へ。
- 興福寺・猿沢の池
少し行くと興福寺の五重塔があります。そこから少し行くと猿沢の池。この池の周りのベンチ(いっぱいでしたが)に座り、興福寺の五重塔の塔をながめるのが、今も昔も奈良観光の定番。
- ならまち
ならまちは個性的なお店が多く、探検するといろいろな発見があります。
- 奈良ホテルに戻る。
アクセス
参考情報
この「やど」の公式ウェブサイト
一休.com(お得なご予約はこちらへ)
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