文明12年(1480年)に建立された「弘徳院」を、寛永10年(1633)年に、世田谷が彦根藩の所領地となり、彦根藩主井伊家は江戸菩提寺と定めました。境内には、安政の大獄で有名な大老13代直弼の墓、豪徳寺中興開基2代直孝の墓をはじめ、歴代藩主や正室たちの墓が並んでいます。平成20年(2008年)に国史跡に指定されました。このお寺は、「招き猫」発祥の地としても有名で、多くの招き猫が祀られています。
ある日、この地を通りかかった鷹狩り帰りの殿様が、お寺の門前にいた猫に手招きされ、立ち寄ることに。寺で過ごしていると、突然雷が鳴り雨が降りはじめました。雷雨を避けられた上に、和尚との話も楽しめた殿様は、その幸運にいたく感動したそうです。それが彦根藩主の井伊直孝でした。 豪徳寺公式ウェブサイトより
みどころ
境内
東急世田谷線宮の坂駅から徒歩5分のところにあります。参道はきれいな松並木が続いています。
三重塔
この三重塔は、平成18年(2006年)に建立されています。新しい建物です。
招福殿
豪徳寺では、福を招いた猫を「招福猫児(まねきねこ)」と呼び、お祀りする招福殿が建てられました。
招き猫は、様々なサイズがあります。持ち帰っても、もちろんOK。家に福を招き入れます。
2021年10月現在、工事中で、小規模になっていました。(2022年4月頃まで)以下の写真は、2020年秋に撮影したものです。
彦根市の大人気のゆるきゃら「ひこにゃん」も井伊直孝に縁(ゆかり)ある1匹の白猫をモデルとしています。