三重県多気町に現れた美食をテーマにしたテーマパークとも呼べる施設です。三重県の伊勢道 勢和多気ジャンクションの近くに日本では珍しい民間施設直結型スマートインターチェンジ(SIC)多気ヴィソンSICができましたので、名古屋から伊勢神宮や熊野古道に行く途中に立ち寄ることができます。
ヴィソン
ヴィソンは広大な敷地を9のエリアの分けています。以下、ヴィソンの公式ウェブサイトより
- マルシェ ヴィソン Marché VISON ミシュランガイド パリ1つ星の「レストラン パージュ」オーナーシェフ手島 竜司氏監修の産直市場は、松阪牛や伊勢エビ、鮑をはじめとした三重県産の海の幸、山の幸が大集合。屋外では購入した食材でBBQも楽しめます。
- スウィーツ ヴィレッジ SWEETS VILLAGE 辻口 博啓氏プロデュースによる、カカオ農園といちごハウスを併設したレストランカフェ。栽培されたカカオやいちごを使用したオリジナルスイーツのほか、石釜で香ばしく焼き上げる石釜パンなども味わえます。
- アトリエ ヴィソン Atelier VISON 三重県四日市市で活動する陶芸家・内田鋼一氏がプロデュースする、器や調理道具をテーマにしたミュージアム。“料理の道具”を切り口に、国内外からセレクト。普段使いできる機能美に優れた道具を展示販売します。
- 木育エリア WOOD PLAY AREA 「人と木が育む豊かな時間」をテーマに、本物の木や森を見て、触れて、学び、そして遊ぶことの楽しさを発信する体験・体感型施設。「木育」を通して子どもから大人まで、新しい学びの形をご提案します。
- 和ヴィソン WA-VISON 日本を代表する気鋭のシェフたちによるシェフズレストランをはじめ、昆布、鰹出汁、醤油、味噌といった日本の伝統食材の工房・専門店が集結。食文化やものづくりについて学ぶワークショップも開催。
- サンセバスチャン通り San Sebastián St. 三重近郊の食材を使い、国内外の料理人が腕をふるうメニューが味わえる美食ストリート。多気町と美食を通じた友好の証を締結した、サンセバスチャン市で人気のバルが日本初出店。ライフスタイルショップも並ぶ賑やかなエリアです。
- ホテルエリア HOTEL ラグジュアリーで隠れ家のような離れのヴィラ、眺望の良いテラス付き客室が自慢のホテル、人々の賑わいを感じる簡易宿泊施設の旅籠。お好みや用途に合わせて、3タイプから選べる宿泊施設。
- 本草エリア HONZO AREA 三重大学とロート製薬の共同研究による、薬草を研究した「本草学」を提案。温浴施設では、季節に合わせたオリジナルレシピの薬草湯がお楽しみいただけます。本草学を軸に美と健康を発信する、薬草園や本草学研究所も併設。
- 農園エリア FARM 持続可能な農業システムやデザインを取り入れた“パーマカルチャー”を実践するオーガニック農園。農園内レストランでは、農園や近郊で採れた食材を使ったメニューを提供。食にまつわる体験を通じた学びの場に。
敷地内にはおしゃれな建物がいっぱいです。
猿田彦コーヒー。木を全面につかった建物は伊勢にぴったり。
VISONをWebサイトやSNSで調べると酷評がいっぱい。行く前は心配したのですが、行ってみると結構楽しめました。
- 駐車場がわかりにくい→駐車場は有料です。入るときに車のナンバープレートが撮影されています。ただし、ゲートもなければ案内もないので有料だと思わないでしょう。(そもそも都市部でもない広大な敷地がある施設の駐車場が有料だとは思わない。)店舗で買い物をすれば駐車券(QRコード)が発行されますので、精算機に読み込ませば完了です。精算せずに帰った場合はどうなるかはわかりません。それ以上に駐車場の案内がわかりにくく、一部舗装されていないところもあるので、停めるまでに時間がかかりました。
- 値段が高い。→確かに付近の道の駅にくらべれば高いですが、それなりの物が置いてあるように思えますし、三重県の美食が集まっており、こだわりを含めれば相応ではないでしょうか。
- 通路が未舗装→当日、雨が降っていたので、これは正直困りました。傘をささないとお店間の移動も難しい上、そこら中に水たまりが出来て歩きにくさでいっぱい。これは、まだ開業したてのためか、意図的なのかもわかりにくいです。
- 付近の道路が渋滞する→昼だけでしたのでこれは感じませんでしたが、勢和多気ヴィソンインターはスマートインターチェンジですので、ETCは備えておいたほうがよさそうですね。
和ヴィソン
敷地内にはホテルもありますので、宿泊してゆっくりと三重の美食を楽しむというプランもあるとは思いますが、今回は熊野に行く途中に少しだけ立ち寄ったため、滞在時間は2時間くらい、「和ヴィソン」を中心に散策しました。
削節本舗 伊勢和
蔵乃屋
日本全国のみそが集められており、量り売りされており、100g単位で購入できます。今回は、信州二十四割麹みそ(大豆の量1に対して2.4倍の米を使用した味噌。甘くてコクがある)、信州美麻天然醸造二年みそ(2年間熟成させることにより大豆の熟成された旨味が増します)、そして地元の三重県産赤だしをそれぞれ100gずつ買いました。
美醂 VIRIN de ISE
明治43年の創業、みりんの本場・愛知県三河にて伝統的なみりんを造り続ける角谷文治郎商店が手掛けるみりんの醸造所兼ショップです。伝統の技術に多気町のお米を使った「美醂VIRIN」に絞った販売です。店内に入ると試飲させていただきます。みりんはお酒ですので、ドライバーの方はアルコールを飛ばしたものを頂けます。
一口飲むと、市販の大手メーカーのみりんとは別物だとわかります。ウィスキーのような高貴な甘みとコク。これを料理に入れるとそれだけで極上の一品になるとか。一度、試飲されることをお勧めします。
お店のほとんどのエリアは醸造設備が設置されています。この場で製造された美醂が直売される予定です。
MIKURA Vinegary
アクセス
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