日本有数のパワースポット、「戸隠神社」に行ってきました。
戸隠神社は、正確に言うと、5つの神社の集合体です。安産・厄除けの「宝光社」、舞楽芸能の上達・縁結びの「火之御子社」、学業成就・家内安全の「中社」、縁結び・水の恵みの「九頭龍社」そして開運・心願成就の「奥社」。5社を巡ると多くの願い事が叶います。
戸隠神社へ
今回はレンタカーを使い訪問しました。前日、白馬村の「コートヤード・バイ・マリオット 白馬」に宿泊をしました。白馬を9時30分に出発し、戸隠神社を訪問し、17時に松本に戻るのが今日の予定です。
白馬方面から戸隠神社へ
白馬村から戸隠神社へのGoogleMapで調べると3つのルートが出てきます。ぷちとり!は2を選択しましたが、どれがよいかはご判断ください。 1時間半のドライブで11時に戸隠神社奥社入口駐車場に着きました
- 国道406号線で鬼無里へ、鬼無里から県道36号線で戸隠へ
- 距離は短いが、白馬村からずっと山道が続く。
- 通称オリンピック道路を通り、小川村から県道36号線で鬼無里経由、戸隠へ
- 白馬村から小川村までは長野オリンピックの時に整備された道路なので快適。小川村で左折後はリンゴ畑に囲まれた道路を上っていく。アルプス展望広場などもあり「星と緑のロマン館」までは山道ではあるものの走りやすい。ここを超えると1.5車線くらいの山道が続く。
- 通称オリンピック道路で長野まで行き、バードライン経由で戸隠へ
- 距離は長く、時間もかかるが快適。オリンピック道路は一部有料区間があるものの山道が少ない。長野からは、七曲りという急こう配のカーブが続く区間があるが、その後のバードラインは高原ドライブの雰囲気が楽しめる。
5社巡り
一番下の「宝光社」から上にある「奥社」まで、約5.4キロメートル、標高差が約200メートル山道歩いてお参りすると4時間はかかります。
5社巡りの順番については、よく言われるのが下からお参りする 宝光社→火之御子社→中社→奥社・九頭龍社 です。車も通らない参道もあり歩いて登るのがよいそうですが、当日は戸隠でも30度を超える暑さ、しかも時間の制約(戸隠そばを頂い頂いて14時30分までには松本に向けて出発する)もありましてので、「時間がかかりそうな上から順番」、「神社間の移動は車を使う」 ことにしました。
結果として、約3時間半で5社巡りを完遂し、戸隠そばを頂くという目的を達成することができました。以下にタイムラインを書いてみました。ご参考に。フォトスポットも多いのでゆったり目のスケジュールでした。
- 11:10奥社参道入口
徒歩で奥社へ
- 11:25隋神門
フォトスポットが多いのでゆっくりめ
- 11:50奥社
参拝者の行列が出来ていました。
- 12:00九頭竜社
御朱印を頂き、しばしの休憩
- 12:45奥社参道入口(駐車場)
車で中社へ
- 12:50中社
お参りをして御朱印を頂きました。
- 13:20火之御子社
中社から火之御子社までは車で3分程度
- 13:30宝光社
火之御子社から宝光社までは車で1分程度
- 13:45そば処 つる家
宝光社の門前にある蕎麦屋です。駐車場もお借りしました。
- 14:30戸隠を出発
奥社参道
奥社へは車で行けませんので、参道の入口の駐車場に車を止めます。戸隠神社の駐車場は無料のところが多いのですが、奥社入口駐車場は有料です。(3時間まで800円)11時にはすでに満車で少し待って駐車しました。
駐車場の方からは、奥社までは、行きは40分、帰りは30分見てくださいと言われ、参道に向かいます。
鳥居をくぐると白樺の美しい参道が続きます。随神門までの道は、小川が両脇に流れ、小鳥(ほととぎす)のさえずりが響き渡ります。暑い日でしたが、快適な森林浴といった感じです。
参道の中ほどには萱葺きの赤い「随神門」があります。随神門とは、神を守る者として門守神(かどもりのかみ)、看督長(かどのおさ)の像を左右に配置した門です。(今は像はありませんが)参拝者が神聖な場所である神社に入る前に身を清めるための場所としての意味合いもあります。
「随神門」をくぐると一気に神々しい雰囲気になってきます。ここから約500メートルにわたって樹齢400年を超える200本以上のスギの巨樹が続く杉並木があり奥社へと誘われます。
ここまでは比較的平坦な道でしたが、杉並木を過ぎると最後に急な石段があります。石段といっても整備された感じではなくガタガタですので、できればヒールなどを避けて歩きやすい靴にしましょう。
奥社
石段を上りきるとと奥社があります。奥社は戸隠神社の御本社です。 天照大神が隠れる天岩戸を開いた「天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)」をご祭神として祀っており、開運・心願成就・五穀豊穣・スポーツ必勝にご神徳があると言われています。
九頭龍社
奥社に寄り添うように鎮座されるのが九頭龍社です。九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)を祀っています。天手力雄命が奉斎される以前に地主神として祀られており、水の神、雨乞いの神、虫歯の神、縁結びの神として、農業従事者などからの信仰をあつめています。
中社
中社は戸隠神社の中心で、参道は多くの蕎麦屋や宿坊なども並んで賑やかなです。参拝者には、大きな無料駐車場があります。
大鳥居の周囲には樹齢約900年の三本杉があります。特に大鳥居横の三頭木の杉は天然記念物に指定されています。
三本杉から石段を上って拝殿に向かいます。
登りきったところにご神木の杉の巨樹があります。ちなみにこれは三本杉ではありません。
中社の祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)。学業成就・試験合格・商売繁盛・開運・家内安全のご神徳があるとされています。
拝殿の右奥には、「さざれ滝」があります。暑い日に清涼感をいただきました。
戸隠神社をお参りする方で時間がなければ、中社・奥社・九頭竜社の3社をお参りされると聞いていましたので、このあたりでお蕎麦を食べて終わろうかという誘惑もありました(中社の周りは有名な蕎麦屋も多いですので)が、蕎麦より5社巡り完遂を優先して、火之御子社を目指すことにしました。
火之御子社
中社から車で3分程度で火之御子社に到着します。今までの大きな神社と違い、うっかりしていると見落として通り過ぎるようなところです。駐車場も3台程度、しかも交通量がある道路ですので路上駐車も難しいので、ここに車を停めてお参りするのは結構難易度が高いです。
偶然、駐車場に入れ替わりで停めることが出来ました。駐車場から拝殿まではすぐで5分程度あれば参拝可能です。(ですので、駐車場の回転もはやい)
もし、車が止められないときは、宝光社に車をとめて「神道」をあるいて15分くらいです。
火之御子社は、祭神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)。他に高皇産霊命(たかみむすびのみこと)、その娘である栲幡千々姫命(たくはたちぢひめのみこと)、栲幡千々姫命の夫である天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)を祀っており、舞楽や芸能、また火防の神とされています。
境内には、樹齢500年の夫婦杉があります。
御朱印は宝光社で頂きました。
宝光社
最後は宝光社。駐車場は20台程度駐車できますが、あいにく満車。奥に進むと「そば処 つるや」の駐車場がありましたので、停めさせていただきました。お店にはお参りをおえて食べにくるということで、駐車の許可を頂きました。
戸隠神社の宝光社(ほうこうしゃ)の社殿には、 270段余りの急な階段を上らないといけません。息を切らしながら登ると戸隠神社の中で最も古い社殿があります。
宝光社は、ご祭神としては中社に祀られている天八意思兼命のご子息、天表春命(あめのうわはるのみこと)を祀り、開拓・学問技芸・裁縫の神、安産の神、女性や子供の守り神として御神徳があります。
5社巡りで御朱印をすべていただいた人には、記念にしおりを頂けます。最後に御朱印を頂くときに申し出ましょう。
戸隠そば
5社巡りを終え、ようやく戸隠そばにありつけることが出来ました。宝光社の鳥居前の「そば処 つるや」で、戸隠そばと信州ならではの一品を頂きました。
戸隠から松本(長野)へ
帰りは戸隠から長野方面に行きます。バードラインを行くと、すぐにそば畑が広がります。このあたりにも道路沿いに蕎麦屋さんがたくさんあります。飯綱高原を快適なドライブが続き、七曲りのカーブを過ぎると、40分程度で、善光寺、そして長野市の中心部に行けます。